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東洋医療(漢方治療)について

東洋医療(漢方治療)について

東洋医療(漢方治療)について漢方治療はカラダ全体のバランス治療です。
たとえば、皮膚のトラブルを治療するにしても、カラダの冷えやのぼせ、便秘、ストレスなどを、気、血、水の概念のバランスで考え合わせて治療します。同じ疾患でも個人個人によって治療方法が異なることが多々あります。

そのために治療法に関する統計がとりにくいという側面はあります。


たとえばアトピー皮膚炎を例に挙げると西洋薬では、強弱のステロイド外用剤、プロトピック外用および、経口抗アレルギー剤、が治療の中心となります。

漢方治療の場合は、同じアトピーでも皮膚の乾燥、湿潤、炎症、うっ血などを判断して服用薬を選びます。特に女性の場合などは生理周期などに関連するストレスそのもの及び肌質の変化に合わせた治療をします。


検査で異常がない場合は病名もつかず、たとえ疲れ、肩こり、生理不順、肌荒れ、ストレスなどがあってもあまり治療されない傾向にあります。これらの症状をとることが未病の段階からの治療として重要です。漢方はこの段階の治療にも本領を発揮します。


東洋医療(漢方治療)について漢方薬の治療は時間がかかると一般的に言われていますが、間違いです。

2週間くらい治療しても全く改善しない場合は患者さんの証を考え直して、処方を変更するべきです。

高血圧、脂血異常症、糖尿病など数値で評価される疾患に対しては西洋薬のほうがエビデンスも豊富にあり優れています。



しかし、皮膚疾患、慢性疼痛、婦人科などの不定愁訴および進行がんによるQOL低下に対してなどのように患者さんが自分で治療効果を自覚できる領域は漢方薬のほうが優れていることが多いようです。



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