治療可能な認知症
治療可能な認知症としては
1)正常圧水頭症、
2)慢性硬膜下血腫、
3)脳腫瘍
4)甲状腺機能低下症
5)アルコール症
6)脱水
7)ビタミン欠乏症
8)うつ病や不眠、降圧薬など種々の薬による副作用
9)その他
が考えられます
開業医でも脳MRI検査機関とうまく連携できれば前3疾患については除外診断出来ます。うつ病や薬の副作用の心配がある際には専門機関を紹介するといいと思います。それ以外の原因については患者さんやその家族からの情報をきちんと取ることによって診断はつくと考えられます。
上記を除外できた認知症のほとんどのケースでは現在のところ投薬のみに頼る医療機関では治療効果は期待薄です。私はきちんとした筋力面のリハビリが行われる施設に一縷の希望を持っています。
脳トレやコミュニケーションの場も勿論必要だと思います。現状のリハビリ環境では一部の機関を除いて人手不足のせいかあまり効果が上がっていないように私は感じています。
国主導でしっかりとした質の良いリハビリのプロを多く雇える予算がつくことに期待しています。
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