A)中性脂肪(TG)供給
i)カイロミクロン(食餌性、外因性脂質と呼ばれてきます)
ii)VLDL (内因性脂質とよばれ肝臓で作られます)
この両者は中性脂肪を豊富に含有しているためTGリッチリポ蛋白と呼ばれています。
この両者は血管内皮細胞にあるLPLにより分解された後、肝臓を始め脂肪細胞や筋肉など各組織に中性脂肪を供給します。
中性脂肪は動脈硬化巣には存在しませんが、RLP-CやsdLDL-Cとの関係から数ヶ月も空腹採血で150以上が続くときは何らかの対策を取る事をお勧めします。
TG値を良くするには薬剤治療よりも炭水化物過剰摂取を控え、レジスタンスまたは有酸素運動のいずれかの運動を取り入れることを優先する事が大事であると考えます。
臨床の種々なデータから良好なTG値コントロールとしては空腹で80以下食後でも150以下が良さそうです。
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